とんでもなく高濃度の放射線量が千葉県柏市から検出されました。
この高放射線量が検出された場所がどこなのか知りたい方が多いと思うので、
詳細な住所を記載します。今回、チェルノブイリでの強制避難地域レベルを
軽く凌駕してしまうほどの約65万ベクレル(1kgあたり)の超高濃度の放射線量が
検出された場所は、千葉県柏市根戸字高野台457番地3(柏市の市有地)です。
これは、東電のずさんな安全管理が引き起こした人災の福島第一原発事故の
影響です。福島原発事故から大量に放出された放射性物質は、雨水と一緒に
地面に降り注ぎ、濃縮されて土壌に蓄積されたことが原因です。高放射線量が
検出された土壌の成分を調べた結果、福島原発事故由来であることが確定
しました。この場所は数ヶ月前の中間報告時点では、約45万ベクレル(1kgあたり)
でした。しかし、最終調査報告では、放射性セシウムの濃度は最大で、
約65万ベクレル(1kgあたり)となりました。チェルノブイリでの基準と比べ易い
「bq/m2」(1平方メートルあたりの放射能汚染度)の単位に変換すると、
約65万ベクレルは、約4225万 bq/m2(セシウム137で換算)となります。
以下がチェルノブイリでの基準です。
チェルノブイリでの基準 | ||
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区分 | 値 | 備考 |
強制避難エリア | 148万Bq/m2(MBq/km2)以上 | 強制的に避難しなくてはいけないレベルです。今回、柏から検出された値は、「約4225万 bq/m2」! |
第一区分(強制移住エリア) | 55万5千 ~ 148万Bq/m2(MBq/km2) | 強制的に移住しなくてはいけないレベルです。 |
第二区分(補償つき任意移住エリア) | 18万5千 ~ 55万5千ベクレル/m2(MBq/km2) | 移住希望者は移住を補償つきで移住を認めるレベルです。 |
第三区分(放射線管理エリア) | 3万7千 ~ 18万5千Bq/m2(MBq/km2) | 放射能管理が必要なレベルです。放射能管理区域では飲食などは禁止です。 |
高濃度の放射線量が検出された場所の地図 (テレビで報道された場所) |
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※ 千葉県柏市で高濃度の放射線量が検出された場所の住所は、 「千葉県柏市根戸字高野台457番地3」と発表されましたが、 この住所をネット上の地図で調べると、何故か上手く調べられません。 そこで、テレビで報道された場所を特定し、上記の地図として表示させています。 ですので、上記の地図上の赤色の吹き出しマークのA地点の場所が、 今回、テレビで報道されていた、高濃度の放射線量が検出された場所です。 |
・放射能汚染に関するニュース報道があった日付:2011年12月28日(水)
・このニュース記事のリンク元:
http://www.asahi.com/national/update/1228/TKY201112280276.html※このニュース元の記事リンクがリンク切れの場合はご了承下さい。
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